カップルの恋愛は事故だが、結婚は知恵です。
「人格を形成するのはロマンである」と。
見ず知らずの者どうしが偶然一緒になり、子供を授かり、一生を共に暮らす。こんな面白いことが1億人分用意されているとはまさに驚きですね。
この世の行為は全て男女の結び付きによるものです。
不幸や悲しみが人を強くするのは、不運や苦痛によって人を愛に向かわせるからです。
現実が厳しければ厳しいほど、人は愛に生きるか、お酒に頼るかのどちらかになるものです。
現実が安易で怠け者でも容易に生きられる社会では、出生率にも影響するのも当然だと思います。
どんなカップルや夫婦であっても、一人が問題を引き起こして、もう一人が解決するその役回りの中で、お互いが愛について話し合わなければ簡単に壊れてしまうものです。
また、セックスにストーリーが無ければ、それは愛ではなくコミュニケーションであるように、性欲だけの良き思い出では、後で苦痛を倍にします。性欲にだけ従えば浮気はロマンになってしまいますから。
満たされた性欲は、性欲の感度が振るわなくなるように、一年中同じ行為では人をそれから飽きさせてしまいます。
家政学や家族理念と同様に、性への関心をもっと今以上に高めるのも必要かもしれません。
でなければ、セックスレスとなり、離婚に繋がりかねないからです。