天国と地獄のはざまで美味い酒を飲むかい。
お酒の存在理由とは・・・。
世界はアルコールの木の上に立つ、禁断の果実によって創出する。(創世記)
世界は酒を飲む人と飲まない人の二つに分かれる。(二元論)
世界には酒好きにしか見えない世界観が存在している。(観念)
もし仮に、全てを疑うならば、そこにいる、酒好きのあなたが一番の善人あるかもしれない。
なぜなら、
私たちの毎日の生活は、なぜだか解らないが、楽しい事ばかりは続かない。楽しい事を引き延ばす為には、苦痛を道連れにしなければならない。悩みや苦しみがそれ自体、無くなる事は一瞬でしかなく、そのほとんどが、無常であり、ストア派の言う通り一切皆苦である。
それでも酒好きたちはうまく対応して、桃源郷を模索するのです。
まして、この酒好きたちは国家や社会の脅威にはならない。むしろ逆に、依存しながらも共存しているのです。
労働秩序や社会の限界にはお酒が役立ち、溜まったストレスをうまく発散しているのです。
お酒は一つの礎であり、代償でもあります。労働の後に飲む一杯のお酒に感謝して癒されるのです。
お酒はこの不完全な世界で生きる酒好きたちへの配慮であって報酬でもあるのです。