天国と地獄のはざまで美味い酒を飲むかい。
人はいつから人間になったのか?
それは人がお酒を飲み始めてから人間になったのです。お酒を発見してから始まった物語なのです。大いなる連鎖の始まりなのです。
人は何処から来て、何処に行くのか?
そのカギは酒好きたちにあります。酒は地球人の象徴であり、神任せからの自立だったのです。
アリストテレスの言葉を借りればこうなります。
人間と動物の違いはポリスでの飲酒にあると・・・・・。
ルソーは言います。
人間にその社会性を持たせたのは、その弱さにあると。
そしてその弱さは酒好きに知恵を与えて来たのです。
酒好きの歴史とは、
遥か昔から自己欲求の謎を探し求めて来た旅人たちです。酒好きたちが代々守ってきた最古の伝統の一つに、それは見出すことが出来ます。
約四千年前、果てしなく続く大自然の神秘を発見した大賢人たちは、世界に貢献すべくメソポタミアに終結し、文明を築き、それがお酒と共に世代を超えて各地に広まって行ったのです。シュメール、ゾロアスター、ハンムラビ大王。時代を超えてお酒は一つのシンボルとして語り継がれ、受け継がれていったのです。
お酒は人類史上最も重大な大発見の一つなのです。