天国と地獄のはざまで美味い酒を飲むかい。
私達の歴史や文明は量によって引き継がれるが、文化は質によって伝統を感じるものです。
生活の中から生まれるのが文化で、外から遣って来たのが文明?どちらでもよいが、文明よりも文化の方が一歩リードしているように思われます。
そしてなにより重要なのは、遊び心なのです。その文化の担い手こそネオテニー性なのです。
酒好きたちは立派なネオテニーの使い手なのです。
ニーチェは言います。
本来の人間性には遊びたがる子供が隠されていると。
驕る人や傲慢な人の問題点は、その成長の過信にあるのではありませんか?
ネオテニーとは心を取り戻す生活習慣であり、忙しすぎて心を亡くした大人たちの故郷なのです。
今を楽しむことは真の感応力の現れです。ネオテニーを持っている酒好きたちは人間的なもので心を捉えないものは何もないのです。
楽しむことは、人を褒めることと同様に合理的であって、それはまるで神との遊戯のように生きた心地のするもの。
酒好きたちは一生青春で許されているのです。