あなたの直観はどれも間違っている?
酔っ払いの感情は本質かもしれないが万能ではない。
なぜなら、感情では善悪の判断を誤るからです。
感情が重要であることは疑うまでもないが、酔っ払いの直観はどれも当てにはならない。
だから、他人にコントロールされたくなければ、感情で反応してはいけないのです。
パスカルはこう言います。
「心情には理性の知らない道理が存在する」と。
酒好きたちが他人を傷つけるのは、感情であって、本来のあなた自身ではないのです。
ヒステリーは感情であってあなたの人格ではありません。
ものを言うのは情念であって、悪意ではないのです。
現象学の結論によると、感性的認識など存在しないことになる。
判断は感覚レベルの知覚である。
人の感情は正しく解釈された感情ではなく、生の感情でもないのです。
危険なのは方向性を見失った感情からの衝動が、閉ざされた空間で圧縮されて大爆発した状態です。
酒好きたちは本能や感情にとても影響を受けやすく、感傷的に行動を移す傾向が強いのです。
情念だけでは後で後悔する羽目になるのです。
ダビンチは言います。
「その感情の外に立て」と。
ボルテールはこう言っています。
「自然は本能に与えられた自らの感性に従って理性を磨き真理に到着するものだ」と。
ヒュームはこう付け加えます。
「それには共感が必要だと。共感こそが人間性の内にある極めて強力な原理であると。他人の幸福を見て心がうごかされ、幸せを感じるのは有徳な共感である」と。