外交は利権の為でも自国の安全の為でもない。世界貢献が大義名分です。
なぜなら、
この世が地獄さながらの楽園であり、不完全な人間社会では、世界各国が互いに貢献し繁栄しなければ、幻になるのは確実だからです。
実際、自然法則である自己保存でさえも3回繰り返せば、怒りや、嫉妬が生まれてくる現実の中で、どの国が良いとか悪いとかは無く、あるのは現実が悲しみと苦しみに満ちていると言う事実から目を反らさない事が何よりも重要なのです。
ヘーゲルはこう言っています。
「歴史と人生はやり直しの連続である」と。
ヘーゲル哲学の核心は、歴史とは精神が自己を意識していく過程だというところにあります。
つまり、我々人類は人間関係の修復を求めているのです。
ルソーは言います。
「人間にその社会性を持たせるのは、その弱さである」と。
そしてその弱さは知恵に発展します。
外交官のおもてなしがその国の象徴となるようなつまらない外交は止めて、現場主義に見合った問題解決の提示が出来ないのであれば、それは遊びに行っているのと何ら違いが無く、また不愉快にさえ思ってしまいます。
お金を掛けずに、日本は世界に対して本当に貢献する事はできないのでしょうか?
私は、日本の平和と繁栄こそが最大の世界貢献だと考える次第です。